68:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 17:59:10.30 ID:YrwqVrym0
紗夜「じゃあなんでギターなのよっ!!」
日菜「それは‥その‥でもっ、あたしにも“るんっ”てできる場所が欲しくて‥!!」
69:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 18:00:39.35 ID:YrwqVrym0
日菜「だって……あたしに‥も‥居場所が‥欲しかったんだもん……っ」グスッ
紗夜「居場所ですって?!居場所ならあなたには…」
70:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 18:02:47.18 ID:YrwqVrym0
日菜「………ッ!!」ダッ
紗夜「日菜っ!?」
71:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 18:07:03.23 ID:YrwqVrym0
以上で第3部終了になります。
余談ですが3部はpixivに投稿する前の文を添削していていました…
どうりで直しが多い…
次でラストですm(_ _)m
72:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 19:55:29.37 ID:YrwqVrym0
日菜の残していった言葉が、残響のように頭の中で響いていた。
日菜があんなふうに感じているなんて…思いもよらなかった。
73:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 19:57:15.65 ID:YrwqVrym0
私は、どこかで常に日菜のことを恐れていた。
私がギターを始めたことだってとどのつまりは、日菜に対する劣等感の呪縛から逃れようとしてのことだった。
74:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 19:58:17.80 ID:YrwqVrym0
「何があったか‥聞かせてくれる?」
私はお母さんに今までのことを全て話した。
75:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 20:00:12.31 ID:YrwqVrym0
「紗夜、あなたたちがまだ小学校のとき、テストで100点をとったら好きなものを買ってあげるって‥私が言ったこと憶えてる?」
「うん‥でも私はとれなくて、日菜は100点だった」
76:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 20:03:31.33 ID:YrwqVrym0
「でもね…日菜は私のところに来てなんて言ったと思う?」
「あの子、お姉ちゃんとお揃いの靴がほしいって言ったのよ♪」
77:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 20:07:52.98 ID:YrwqVrym0
私はお母さんに好きなものを言ってごらんと言われても、答えられなかったのだ。
自分は100点をとれなかったのだから、そのご褒美には値しない‥と
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