62:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 17:47:22.23 ID:YrwqVrym0
高校は、日菜とは別々の学校に通うことになりました。
進学に際して、日菜は私に何も言ってきませんでした。
63:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 17:48:54.90 ID:YrwqVrym0
行きつけの楽器屋で、いつものように交換用の弦を買い足していたときのことです。
顔馴染みの店員さんが、私に話しかけてきました。
64:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 17:49:39.29 ID:YrwqVrym0
私が呆然と立ち尽くしていると‥
「ああ!この子だこの子!!ホントにオーディション合格したんだ?!いやはや恐れ入ったねー」
65:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 17:52:53.89 ID:YrwqVrym0
気がつくと、私は息を切らして自分の家の前に立っていた。
今家には誰もいないようだ。
私は躊躇うことなく日菜の部屋に向かった。
66:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 17:56:20.74 ID:YrwqVrym0
一通り部屋を見渡したが、“それ”は見当たらなかった。
しかし、私の目は勉強机の上に“ある物”を捉えた。
67:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 17:57:17.26 ID:YrwqVrym0
日菜「どうしたの‥お姉ちゃん‥私の部屋で…」
紗夜「日菜…これは‥どういうことよ…」
68:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 17:59:10.30 ID:YrwqVrym0
紗夜「じゃあなんでギターなのよっ!!」
日菜「それは‥その‥でもっ、あたしにも“るんっ”てできる場所が欲しくて‥!!」
69:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 18:00:39.35 ID:YrwqVrym0
日菜「だって……あたしに‥も‥居場所が‥欲しかったんだもん……っ」グスッ
紗夜「居場所ですって?!居場所ならあなたには…」
70:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 18:02:47.18 ID:YrwqVrym0
日菜「………ッ!!」ダッ
紗夜「日菜っ!?」
71:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 18:07:03.23 ID:YrwqVrym0
以上で第3部終了になります。
余談ですが3部はpixivに投稿する前の文を添削していていました…
どうりで直しが多い…
次でラストですm(_ _)m
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