恵美「あの人と、結婚した。」
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7: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/06(火) 22:24:37.63 ID:T5tfdE0X0
それから数日後の早朝。


「忘れ物はない?大丈夫?」

「あぁ、何回も確認した。大丈夫だ」

「…そっか」

「うん…行ってきます。それじゃ」

Pが玄関の扉に手をかけた時、アタシは慌ててPの袖をきゅっと掴んで引き止めた。

「ま、待って待って、そこまで見送るよ!奥さんだもん、当たり前でしょ?いつもやってる事じゃん、忘れちゃったの?」

少し怒ったような口調でアタシが詰ると、Pは複雑そうな表情でしばらく黙り込み、やがて口を開いた。

「…そうだな。じゃ、行こうか」

「…うん、行こっ♪」

両手でPの腕に抱き着く。

アタシ、ちゃんと笑顔できてるよね?



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