51: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/23(金) 01:21:29.55 ID:nE0G2m1V0
この言葉にアタシは一瞬自分の方の非も綺麗サッパリ忘れて、完全にキレた。確かにアタシはPの鈍感な所も含めて好きになったし、結婚もした。けど今の言葉だけは、Pを心から愛する妻として許す事ができなかった。そしてドスの効いた声でゆっくりと、
「はぁ?なにそれ。知ったかぶりも大概にしてよ。バカじゃないの」
『えっ…』
生まれて初めてPに酷い悪態をついた。けど、爆発しちゃったマグマの様な感情はもう抑えられない。怒りでこんなに暑いのに、体の芯から震えが止まらない。
「ふざけないでよっっ!!!アタシがどんだけ…どんだけ…あぁもぉっ!!Pのバカ!バカぁっ!!!」
勢いよく立ち上がり、椅子が大きな音を立てて倒れた。我慢が苦手な子供みたいに喚いてばかりで、うまく言葉が出てこない。誰かに対してこんなに激しく怒ったのは初めてだったから、上手な怒り方が分からなかった。
『えっ!?あの、めぐ』
「うるっっさい!!!今はアタシの番だから黙ってて!!Pは十分長々とくだらない事ばっかり話してたでしょ!!」
『…はい』
琴葉とエレナは驚き怯えた様子だったけど、アタシは気にせずPにお説教を続けた。
「いーい!?アタシはPの事が大好きなの!友達としてなんかじゃないし!恋人として、夫婦として、一生のパートナーとして…お、男として大好き!世界で一番好き!愛してるの!!分かる!?ってゆーか逆になんで分かんないの!?それにアタシの親友は琴葉とエレナだけだし!調子のんなっ!」
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