恵美「あの人と、結婚した。」
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50: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/23(金) 01:18:00.90 ID:nE0G2m1V0
そんなアタシの沈黙をPはどう受け取ったのか最初の勢いはなくなり、声も弱々しくなっていった。

『…自分でも女々しいって事は分かってるよ。恵美がもしかして俺の事を友達、良くて親友くらいにしか思ってないのかな、っていうのは薄々思ってたし…」


…は?


「俺ばっかり恵美の事を好きなのはちょっと寂しいけど、一緒に居てくれるんなら俺は恵美の優しさに漬け込んでも構わないとすら思ってた』


待って、ちょっと待ってよ。何言ってんの?


『あの時は恵美の事がどうしても諦められなくて何回も押して付き合って貰ったけど…まぁ友達として好いてくれてるってのは当然知ってたから、いつか本当に好きになって貰えればいいなって──』





付き合って「貰った」?


当然…知ってた?


知ってたって?


アタシの何を知ってたっていうの?



ブチッ───。



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