9: ◆nIlbTpWdJI[saga]
2017/06/06(火) 00:07:21.77 ID:M0dxYweBo
あちこちから何かが破裂するような音がして紙テープが空中を跳ねまわる。
「輝子ちゃん!! お誕生日おめでとう!!」
食堂には、テーブル一つを丸々占領してお菓子とケーキが並んでいた。
「やっと来たねー! いやー待ちくたびれちゃったよ! 乾杯しよ! はい、かんぱーい!」
「ちょ、ちょっと! 輝子さんがまだ何も持ってませんよ!」
「ふふ、ほな、はよ注いでやらんとあきまへんなぁ」
「あ、あの……輝子ちゃん……お、おおお、お誕生日、おめでとう、ございます、けど……」
「ノノッ! お祝いなんだからあのときみたいに殻を捨てた声出せよ!」
「あうう……」
「ふふっ、乃々ちゃんの言葉はちゃんと輝子ちゃんに伝わったみたいですよ?」
「まゆさん……」
「そうそう! お祝いはパーッと盛り上がるべきにゃ! だからネコミミつけよ!」
「アー、день рождения……誕生日には、ネコミミつける、ですか?」
「いやいやいや! そんなの無いだろ!? とにかく輝子! へへーん、すごいだろ? プレゼントもいっぱいあるぞ!」
「輝子ちゃんのために、みんなで気合い入れて準備しました!」
「ケーキは私たちが焼いたんですよ〜♪ 焼いてたら、熱くなっちゃって」
「熱いですか! 熱いですよね! だってこんな素敵な日なんですものね!
うー……ボンバーッ!」
「私も! サイキックでお手伝いしましたよ! テレポーテーション・ダッシュで買い物に行くとか!」
「輝子ちゃん、今日はいっぱい写真撮るからね♪」
23Res/15.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20