10: ◆nIlbTpWdJI[saga]
2017/06/06(火) 00:08:09.41 ID:M0dxYweBo
全く止まらずにあちこちから言葉の雨が降ってくる。結構な人数が、こんな時間にいるけど……
もうちょっとしたパニックだ。何だコレ。何だコレ!!
「えへへ……びっくりした? 輝子ちゃん」
「こ、小梅ちゃん……!? これ、どういう……」
皆がわいわい話してる隙間を抜けて小梅ちゃんが隣に来ていた。
「すごいでしょ……? 真夜中なのに、みんな楽しそう……!」
「う、うん……だ、だけどこれ、一体、なに……?」
小梅ちゃんはキラキラした笑顔をしながら答える。
「プロデューサーさんと相談してね、輝子ちゃんをびっくりさせようって思ったの……サプライズだよ……?」
「ぷ、プロデューサーの仕業か……」
「もうすぐ、来るはずなんだけど……」
丁度、食堂のドアが開いた。
「お、もうやってるな?」
「遅いぞプロデューサーッ!」
「はは、ごめんって」
親友が集まったみんなに軽く挨拶しながら、隙間を抜けてまっすぐにこっちにくる。
「輝子、びっくりしただろ! 俺と小梅企画のサプライズバースデーパーティーだ!」
「あ、ああ……もう、さっきから……ビックリするダケだ……フヒ」
事実そうだった。色々と思う気持ちはあるのだが、驚きが全部を上回ってるだけで、さっきからぽかんとするしかない。
23Res/15.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20