11: ◆eF65jN7ybk[saga]
2017/06/04(日) 01:57:35.86 ID:wOH40UWj0
「……そっかぁ。そう、ですよね。うん、そうだよね」
春香は何かを納得したようだ。その瞳に迷いは見えない。春香は真っ直ぐこちらに顔を向けて目を合わせてきた。
澄んだその瞳に映るのは希望か、それとも未来か。
12: ◆eF65jN7ybk[saga]
2017/06/04(日) 01:59:38.59 ID:wOH40UWj0
「私、もう一度天海春香として人生をやり直す権利が与えられたとしてもきっと、同じ道を選びます」
もう一度、アイドルに。
もう一度、あなたと。
13: ◆eF65jN7ybk[saga]
2017/06/04(日) 02:02:53.53 ID:wOH40UWj0
これまで進んできた道がどんなに苦しかったか経験していても、この道がどれほど茨だと知っていても、これから進む道がどうなるかわからず前すら見えていなくとも。
春香は、この道を、「アイドル」を選んでしまう。
これは彼女の性であり、もはやこれは運命と言うに等しい。
14: ◆eF65jN7ybk[saga]
2017/06/04(日) 02:03:59.85 ID:wOH40UWj0
「プロデューサーさんはアイドルって何だと思いますか?」
アイドルとは、偶像であり崇拝の対象。だけどその偶像の本当を知っているのは誰だろう。
15: ◆eF65jN7ybk[saga]
2017/06/04(日) 02:09:50.36 ID:wOH40UWj0
たとえば、そう。
目の前に座る女の子――。
「さぁ、なんだろうな」
16: ◆eF65jN7ybk[saga]
2017/06/04(日) 02:13:18.43 ID:wOH40UWj0
* * * * *
ねぇ、プロデューサーさん。
私はあなたの傍でアイドルになりたい。
17: ◆eF65jN7ybk[saga]
2017/06/04(日) 02:15:47.38 ID:wOH40UWj0
以上です、短いですがありがとうございました。
本当に久しぶりに書いたので長く書くのが難しいです。
今度書く機会があれば、もう少し長めにかきたいと思います。
18:名無しNIPPER[sage]
2017/06/04(日) 02:39:26.19 ID:x2t8uFJ8o
歌手かアイドルか
乙
19:名無しNIPPER[sage]
2017/06/04(日) 08:19:04.62 ID:My5RKng40
良い感じの春香だった、乙です!
20:名無しNIPPER[sage]
2017/06/04(日) 18:10:45.06 ID:cQX9e7Qho
乙です
時につまずいたり、立ち止まったりして、また立ち上がって歩き出す春香ちゃんがよかったです
21:名無しNIPPER[sage]
2017/06/04(日) 18:51:41.86 ID:om9JBtfgo
良かった・・・
山賊だったり芸人だったり後輩が全部下衆になる春香さんは居なかったんだね
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