18:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 08:23:51.80 ID:MaZC+zyvo
「んー……何の話、ねぇ」
顎に手を当てて、今度は私の顔とプロデューサーの顔を見比べます。
彼に見つからないよう、周子ちゃんへウィンクを返しました。
「――こんなに綺麗なんだから、ちょっとくらい楽しまなきゃ罰が当たるよ? ってね」
「あぁ、なるほど」
両手を広げた周子ちゃんに頷いて、プロデューサーは辺りを見渡しました。
見事な景色へ感心したように再び頷いています。
溜息をついた私に、周子ちゃんが抑えきれないような笑いを零しました。
「こりゃ当たるね、罰」
「当たりますね、罰」
「……罰?」
プロデューサーが首を傾げて。
私はその頬を、後ろ髪から抜き取ったかんざしでつついてやりました。
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