【モバマス時代劇】ヘレン「エヴァーポップ ネヴァーダイ」
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11:名無しNIPPER[saga]
2017/06/01(木) 20:50:17.70 ID:H+fVtVTs0
すでに戦術面で、未央は大きな制限をかけられた。

未央から参ったと言えればどれだけ楽だったか。

未央は抜き、蜻蛉に構えた。

ヘレンは左足を前に出し、剣を顔の右側においた。

そして、切っ先を相手の方へ向ける。

それはさながら、猛りを秘める闘牛のようであった。

初手は突きか。ヘレンの構えから、未央は予想した。

なればそれを躱して、峰で額を軽く打つ。

じわり、じわりと未央は歩みを進めた。

ヘレンの指がぴくっと動いたのを見計らって、未央は左半に回ろうとした。

しかし予想に反して、刃は水平に襲いかかってきた。

オクスからのツヴェルヒハウ。独逸流剣術の基本骨子であった。

未央は、慌てて腰を下げ、それを避ける。

ヘレンの胴ががら空きだ。峰打ちで一本を狙いにいった。

しかし、未央の攻撃は、後方への宙返りでかわされた。

さながら、曲芸師のような動きであった。

「初見で躱すとは、やはり世界レベル!!」



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