【モバマス時代劇】桐生つかさ「杉のれん」
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14:名無しNIPPER[saga]
2017/05/31(水) 17:56:17.92 ID:3uv3ojMy0
 だが、巷では凄腕の剣豪を
 
 何人も抱えていることで有名だった。

「大人数を正面から相手できるやつは何人かいるんだが…」

 木村は3人の名前を挙げた。

「杏はめんどくさがるし、きらりは殺しには向かないしな…。
 
 だりーは断るだろうし」

「金に遑はつけないぞ」

 桐生は家来にむかって顎をむけた。

 家来達が頷いて、木村の前にどっさりと麻袋を置いた。

「500両入ってる。これでも駄目か?」

「あーあー、やだやだ金持ちは。

 このままじゃ、アタシが命を狙われるようになるじゃないか」

 木村はぐちぐち言いながらも麻袋を受け取った。

「まあ。こんだけあれば人数は集まるだろ

 アタシらの所帯は金に困ってるやつばっかだしな」

 アタシも含めて。木村はにししと笑った。

 嫌味のない、良い笑顔だった。




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