28: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:23:15.93 ID:ktaiMC2E0
百合子「私…… 杏奈ちゃんのことが好き…… なの?」
今まで杏奈ちゃんと一緒に居ることが当たり前過ぎて考えもしなかった発想、杏奈ちゃんのことが『好き』…… ?
百合子「え、嘘、そうなの? だ、だって杏奈ちゃんは女の子で 私も女の子で えとでも女の子同士で好きになることもある…… のかな……?」
29: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:24:06.01 ID:ktaiMC2E0
杏奈は…… 悪い子です
眠ってると百合子さんが普段より杏奈に興味を持ってくれるから、百合子さんの頭の中を杏奈で埋められるから
だから百合子さんの前で眠ったふりをして、百合子さんに触ってもらうのを楽しんでいます……
30: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:24:45.71 ID:ktaiMC2E0
杏奈ちゃんの寝顔を見つめながら、杏奈ちゃんのことをずっと考えても、この胸の熱さの正体はわかりません
これは純粋で清らかな『恋』なのか、歪で醜悪な『欲』なのか
私はひとつ、この気持ちを確かめる方法を思い付きました
31: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:25:14.95 ID:ktaiMC2E0
ここまでの思考で頭がオーバーヒートしたのか、今回のファーストタッチはいやに積極的で、特に抵抗も無く杏奈ちゃんのほっぺたをすりすりすることができました
ほっぺをすりすりしながら見下ろす杏奈ちゃんの顔は穏やかで、私が一人こんなにも葛藤と巡遊を続けてることなど全く知らないのでしょう
杏奈ちゃんの頬に手のひらを重ね、軽く揉みながら、撫で下ろします
32: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:25:51.25 ID:ktaiMC2E0
私は手を離し、少しずつ自分の顔を杏奈ちゃんの頬に向け下ろしていきます
顔を近付けると漂うシャンプーの香り、そしてその中に僅かにある、私の心を掴んで離さない…… 杏奈ちゃんのにおい
女の子のにおいはいったいどこから出ているのでしょう? もしにおいの元があるのなら私はそこの香りをずっと嗅いでいたいです
33: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:26:20.22 ID:ktaiMC2E0
さっきから、胸のどきどきが止まりません
今日の百合子さんはとっても積極的で、杏奈の側でほっぺをなでなでしてくれて、それで……
『それ』をされた時、胸が壊れちゃうんじゃないかってくらいびっくりして、今も体中があつい……
34: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:27:31.07 ID:ktaiMC2E0
杏奈ちゃんの頬に一度唇を落とすと、それまでのどきどきも躊躇いも全部消えて、穏やかな気持ちが私の中に広がっていくのです
このキスに後ろめたいことはなくて、私がこうするのは必然であったような
杏奈ちゃんの眠りはどうしてか覚めず、私は杏奈ちゃんに本で読んだ眠り姫を重ねていました
35: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:28:08.84 ID:ktaiMC2E0
一旦顔をあげ、杏奈ちゃんの唇にキスを与えるために彼女のことを見つめていると……
百合子「あ、杏奈ちゃん…… 起きてる…… ?」
杏奈「……………… うん」
36: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:28:39.68 ID:ktaiMC2E0
誰も居ない、二人きりの事務所
その中で私と杏奈ちゃんは指を絡ませ唇を重ね、スキを伝えあっています
静かな静かな空間、杏奈ちゃんとのキスはとっても気持ちがよくて
37:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/31(水) 00:31:52.05 ID:ktaiMC2E0
5月31日はAngel杏奈ちゃんの誕生日!
シアターデイズでもPrincess百合子ちゃんとAngel杏奈ちゃんの絡みが沢山見られますように
読んでくれた人ありがとうございました
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