34: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:27:31.07 ID:ktaiMC2E0
杏奈ちゃんの頬に一度唇を落とすと、それまでのどきどきも躊躇いも全部消えて、穏やかな気持ちが私の中に広がっていくのです
このキスに後ろめたいことはなくて、私がこうするのは必然であったような
杏奈ちゃんの眠りはどうしてか覚めず、私は杏奈ちゃんに本で読んだ眠り姫を重ねていました
呪いにより永遠の眠りを与えられたお姫さま
どんな楽しい演奏も、従者の悲しみの声も、お姫さまを起こすことはなくて
唯一それを覚ますことが出来るのは、親愛のキス
杏奈ちゃんの目を覚まさせるのは私の役目、それなら……
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