417:名無しNIPPER[saga]
2017/07/24(月) 00:30:20.95 ID:Y3JrDDfTO
騎士団長「姫様?」
王女「自分の気持ちを押し殺し、あの場所に閉じ籠もっているのはとても苦しかった」
418:名無しNIPPER[saga]
2017/07/24(月) 00:33:05.55 ID:Y3JrDDfTO
騎士団長「いずれは? それは一体どういう?」
王女「騎士団長さん、一度だけ我が儘を聞いてくれませんか? 一度だけの頼み事です」
419:名無しNIPPER[sage saga]
2017/07/24(月) 01:52:13.57 ID:Y3JrDDfTO
王女「ええ、言われずとも分かっています。ですが、それとこれとは話が別です」
王女「彼がわたしを救ってくれたことに変わりはないのです。受けた恩を返すくらいはさせて下さい」
420:名無しNIPPER[saga]
2017/07/24(月) 02:15:30.09 ID:Y3JrDDfTO
騎士団長「いえ、姫様の仰る通りです」
騎士団長「恩人に対して何も返さぬというのは私も如何なものかと思います」
421:名無しNIPPER[saga]
2017/07/24(月) 02:21:14.20 ID:Y3JrDDfTO
王女「湯浴みには付いてこようとしたのに。ですか?」
騎士団長「そ、それははそれ。これはこれです。出掛ける際は必ず同行します。湯浴み以外は……」
422:名無しNIPPER[saga]
2017/07/24(月) 02:27:10.11 ID:Y3JrDDfTO
王女「は、はい。そうですね」トコトコ
騎士団長「(世辞にも姫様が泊まるに相応しい宿とは言えん。にもかかわらず文句一つ言わず、それどころか他の宿泊客のことまで配慮して……)」
423:名無しNIPPER[sage saga]
2017/07/24(月) 15:10:11.92 ID:CLbC6O0Eo
乙ー
424:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 12:31:53.54 ID:q/U8JrihO
【宿屋】
騎士団長「(愛している。か)」
425:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 12:46:48.53 ID:q/U8JrihO
騎士団長「(からかうのとはまた違う)」
騎士団長「(母親から恋人が出来たのかと訊ねられた時のような。そんな感覚……)」
426:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 13:32:35.65 ID:q/U8JrihO
警備兵「(王宮からの書簡……)」ツカツカ
警備兵「(大方、彼女を連れ帰れという指示か何かだろう。だが何故だ。何故、騎士団長がこの街にいることを知っている?)」
617Res/393.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20