425:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 12:46:48.53 ID:q/U8JrihO
騎士団長「(からかうのとはまた違う)」
騎士団長「(母親から恋人が出来たのかと訊ねられた時のような。そんな感覚……)」
騎士団長「(あの時の姫様は少女と言うにはあまりにも大人びていた。表情や口調。それらが目上の者に対するものではなかった)」
騎士団長「(道に迷う若者に物腰柔らかく語り掛けるような。あれは、人生を『知っている者』特有のーー)」
コツコツ…
警備兵「随分と難しい顔をしていますが、どうかしましたか?」
騎士団長「いや、少し気になることがあってな。それより、君は何故此処に?」
警備兵「これを届けに来ました。団長殿宛てです」スッ
騎士団長「書簡? こ、この印は……」カサッ
警備兵「……では、私はこれで失礼します」
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