397:名無しNIPPER[saga]
2017/07/17(月) 02:24:38.98 ID:1R/q2gQOO
警備兵「はぁ、そうなんですかね」
騎士団長「ああ、断言出来る。君と似た奴が王宮で隊長をやっているからな」
警備兵「(意外と懐が深いんだな。輪を乱す者は許さない徹底した規律を持つ集団かと思っていたんだが……)」
騎士団長「そいつは腕は良いが口数が少なくてな……」
騎士団長「誰よりも献身的なのだが人目に付かないようにしていたものだから誰もそれに気付かなかった」
警備兵「では、どうやって隊長に?」
騎士団長「周りが放っておかなかった」
警備兵「?」
騎士団長「倒れたのだ。何もかも自分で出来るものだから無理が祟ったのだろう。それをきっかけに皆が気付いた」
騎士団長「訓練用の武器の手入れや管理。それらを知らぬ間に片付けていた存在にな」
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