312:名無しNIPPER[saga]
2017/06/24(土) 00:38:06.17 ID:/HbUbsMAO
変装用の服を買い。遅めの朝食。
朝食を終え、預けていた白馬を迎えに行こうとするも、何やら騒ぎが起きていた。
見れば厩の辺りに煙が上がっており、急いで駆け付けると野次馬の会話が耳に入る。
『ついさっき兵士の会話を聞いちまったんだが、厩舎の主が焼け死んでたって話だ……』
厩へ近付くと警備兵に呼び止められ、二人は厩の中へと案内される。
警備兵によると盗賊の馬のみが逃げ、他の馬は全て斬殺されたと言う。
そして、壁には盗賊に向けた殴り書きがあった。
「我が王冠は貴様の手に在り。貴様の王冠は我が手に在る。さあ、戴冠の戦を始めよう」
盗賊はその意味が分からぬまま、気を失った王女を背負い宿屋へと向かったのであった。
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