長門「……Tバック、好き?」キョン「えっ?」
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9:名無しNIPPER[sage]
2017/05/26(金) 21:24:11.50 ID:qzZUPq200
その後、長門はサイズを調べると言って店員と共に奥の試着室の中へと入って行った。
手持ち無沙汰になった俺は、種類豊富な下着達をしげしげと眺めていた。目がチカチカする。

キョン「おっ?」

その星の数程の下着の中で、目に留まった商品を手に取ろうとして……やっぱりやめておいた。
長門が傍に居ない今、あまり下手なことをして不審者扱いされたら大変だ。気をつけよう。
そう思いながらも、徘徊を続ける完全に不審者な俺。警備員に見つからなくて良かった。

長門「……お待たせ」

しばらくして、長門が商品の入った袋を手に下げて戻ってきた。そんな長門に聞いてみる。

キョン「そう言えば、下だけでいいのか?」

長門「……上は、必要ない」

何気無く聞いた俺に、長門はきっぱり答える。
どことなく、怒ったような雰囲気だ。
どうやら地雷を踏んでしまったようだと察した俺は、慌ててご機嫌を取ろうと余計なことを口走った。慣れないことはするものではない。

キョン「シ、シンデレラバストって、夢があると思わないか?将来に期待しようぜ!」

長門「……ありのままを、受け入れて欲しい」

キョン「だ、だよな。まったく、その通りだ」

長門の激レアのふくれっ面にたじたじとなった俺は、怒らせてしまったことを猛省しつつ、恐る恐る手を差し伸べてみる。

キョン「それじゃあ、帰るか」

長門「……ん」

その手を長門はしっかりと握ってきた。

もう、怒ってはいないようだった。


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