長門「……Tバック、好き?」キョン「えっ?」
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2:名無しNIPPER[sage]
2017/05/26(金) 21:02:48.54 ID:qzZUPq200
視線を遮られた長門は、またもやこちらの真似をするように、自分の目線までハルヒの靴下を持ち上げる。一体何の勝負なんだこれは?

キョン「……どうかしたのか、長門」

根負けした俺は、靴下を下ろして問う。
すると長門も靴下を下ろして、再びこちらを見つめ、少しばかりの逡巡の後、おずおずと、机の上に放置されていた分厚いハードカバーの本を広げて、間に挟んでいた栞を取り出した。
そして、その栞に何やら短い文書を書き記す。
書き終えた後、パタンと本に栞を挟むと、とととっとこちらに歩み寄り、手渡してきた。

長門「……読んで」

前にも似たようなことがあったな。
今回は借りた本を放置して長門の要件をすっぽかすことがないように、その場で本を開こうとしたのだが……そっと押し留められた。

長門「……家に、帰ってから」

キョン「わかったよ。家に帰ったらすぐ読む」

長門に念を押された俺は、この場で読むと不都合があるのだろうと察して、本を鞄に仕舞う。
それを見届けて、長門はとととっと自席に戻った。用があるなら口で言って欲しいものだ。

その後。
案の定、朝比奈さんが深爪をしてハルヒの悲鳴が部室内にこだまするといった事件がありつつも、爪を切り終えたハルヒの足に靴下を履かせて、その日の部活はお開きとなった。


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