8:名無しNIPPER[saga]
2017/05/21(日) 23:11:15.31 ID:tRZUKNjf0
「二人にはみんなに言ったってナイショだよ」
「うんうん!」
「了解しました!」
一人が私の真似をして、敬礼した。
「私、曜ちゃん推しだから、そういうの知りたかったの」
「実は、私も」
私はうっかり口を滑らせたことを後悔した。
「おだてても、みんなの好きな昼ドラみたいなのはありませぬぞ」
私は極力軽く、いや、もう本当にあっさりと話した。
私の心が狭くて、みんなに迷惑をかけてしまった話を。
「そっか、そうなんだ」
「曜ちゃん、そこの椅子、座って」
「え、あの」
私は無理やり座らされてしまった。
「よしよし」
頭を撫でられた。
「よく耐えたねえ」
ただでさえ癖の強い髪を、わしわしと揉まれる。
「な、なに、もお、くすぐったいよ」
頬とか首とか肩とか、良くわからない内に揉みくちゃにされた。
「わ……? ちょ……? ひえ……? まッ……」
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