60:名無しNIPPER[saga]
2017/05/29(月) 17:53:13.83 ID:5UmJj5jy0
「……あのね、私、千歌ちゃんに天使みたいって言われたの、私と出会えたのは奇跡なんだって」
確かに、不思議な出会いだったと聞いている。
海に一緒に落ちたんだっけ。
「くすぐったい言葉よね。運命だなんて……おおげさ」
「千歌ちゃんと梨子ちゃんが出会わなければ、Aqoursは存在しなかったかもしれないから、あながち間違いじゃないのかも」
「曜ちゃんまで……やめてよ。千歌ちゃん、私と一緒ならもっと輝けるんだって。そんなことないのに、千歌ちゃんがいたから私達はこうやって考えもしなかった事に挑戦できてる。でも、一番そばで千歌ちゃんを支えてきたのは、曜ちゃんだった。そうじゃない?」
「ど、どうかな」
「千歌ちゃんが曜ちゃんを頼りにしてるのも知ってたから、だから、千歌ちゃんが私に告白してきた時に断ったの。私よりも良い人が他にいるでしょって」
「え、断ったの?」
「そうよ」
「でも、付き合ってるって」
「千歌ちゃんが1ヶ月だけでいいからって言ったの。それで、何も変わらなかったら無かったことにしようって」
「そういうことだったんだ……」
契約社員みたいな付き合い方。
「私、その時にはっきり断れば良かった。でも、断れなくて、他にもその、色々あって」
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