37:名無しNIPPER[saga]
2017/05/28(日) 17:26:15.27 ID:InKgyXIS0
ランチは予想よりもけっこうな量だった。
案の定、梨子ちゃんが食べきれなかった分は私が食べることになった。
「ふー……食べた食べた」
「曜ちゃん、すごい。全部食べた」
「もお、何も食べれない。見て、胸よりもお腹の方が出てる。妊娠6ヶ月くらい?」
「とか言って、アイスクリームとか売ってたら?」
「買うよねー」
私はお腹をさすりながら言った。
「岬の売店とかにあったら食べよーよ、梨子ちゃん」
甘えた声で、梨子ちゃんに言った。
「なんだか、私よりも曜ちゃんの方が楽しんでる」
「え、そう?」
「うん」
頬をぽりぽりと掻く。
そういう梨子ちゃんの表情も楽しそうだったので、私は照れ臭くなった。
「さあ、行こうか。そろそろバスの時間だよ」
「曜ちゃん、気づいてないかもしれないけど、さっきからちょくちょくエスコートしてくれてるから好き」
「え、うそ」
「ホント」
なんだか、梨子ちゃん相手だとつい引っ張っちゃうな。
気をつけよう。あ、でも好きって言ってくれてるしいいのか。
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