133:名無しNIPPER[saga]
2017/06/05(月) 00:27:23.50 ID:6ARxF7nsO
コンビニ裏の防波堤に5人で腰を据えて、みんなでパピコをちゅーちゅー吸った。
さざ波の音が心地よい。
「あ、そう言えば、曜さんが気にされていた一年生の子、お家の事情で昨日引っ越ししたって、知ってたずら?」
「ううん、知らなかった。そっか」
「ルビィ、あの子とほとんど話さなかった……」
「何よ、後悔してるの?」
「だって、話しかけようと思ったこともあったから」
「いなくなったら、その機会も無くなるずら」
「バカね、そんなの今に始まった事じゃないでしょ。ダメなら次よ、次」
「へええ、善子ちゃん頼もしい」
「ヨハネ! ずらまる、あんたバカにしてー!」
花丸ちゃんは、善子ちゃんの謎の絞め技から逃げるために、ぴょんと砂浜に飛び降りた。
「捕まえてみるずら〜」
「あ、こんの! 我が僕、行きなさい!」
「え、ルビィのこと? ルビィのこと?」
「おら、行くわよ!」
「ピギっ」
3人で追いかけっこを始めた。
「元気ね」
さすがに、あそこまで体力はない。
「そうだね」
曜ちゃんは、縁側でお茶を飲むような顔で見守っている。
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