島村卯月「ご注文は?」
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92: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/01(土) 15:42:18.98 ID:HUQsQ3Yn0


などと、我ながらちょっぴり邪なことを考えつつ2人を見ていると。

奈緒ちゃんがふと何かを思い出したように口を開きました。


奈緒「あ、そういえば卯月も―――」

卯月「!」


奈緒ちゃんが何かを口走りかけましたが、私はとっさに手に持っていたトレーで口を塞ぎました。


奈緒「!?」


ありすちゃんの私への好感度を下げるわけにはいきません。次にありすちゃんとお泊りする時、今度こそ一緒にお風呂で背中流しっこするために。

そのささやかな野望のため、私は奈緒ちゃんにお願いをします。もちろん笑顔で。


卯月「奈緒ちゃん、お口チャックしよ?」

奈緒「……。……ふ、ふぁい」


良かった。分かってもらえたみたいですね。

……でもどうして奈緒ちゃん、ライオンに射すくめられたシマウマみたいに怯えた目をしてるんだろう。何か怖いものでも見たのかな。




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