ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/05/24(水) 20:46:04.54 ID:vXVXQH+So
わたしはおじさんを見ていたけど、おじさんは話しながらずっと前を向いたままだった。
話し終わると、缶コーヒーの残りを一気に飲み干し手に持ったまま黙っていた。
サキ「お母さんやおじさんが、その理由で止めるのなら、
おじさんもお母さんも分かってくれると思う」
おじさんは怪訝な顔を向けた。
サキ「わたしが戦うのは、おじさんが言ったその理由と全く同じだから。
わたしがおじさんやおばさんや七重が大好きだから。
こんなことに脅かされずにいてほしいから。
だから、絶対に、やめるわけにはいかないの!」
キョン「お前がそう思ってくれるのは嬉しい。
だがな、大事に思ってくれるならなおさら止めてくれ。
七重の父として、佐々木が認めてくれた親友としても言わせてもらうぞ。
何もお前がやらなくてもいい。お前の頭の良さを生かした人生の選択をだな」
サキ「柊さん――古泉さんはすごく頭の良い人だけど、能力者としても――」
キョン「甘ったれるな! 奴は特別だ。お前なんかとは年季も覚悟も違う」
……確かに偉大な先駆者である柊さんとわたしを、同列に語るのはおこがましい。
しかし、柊さんとの共通項は決して能力者、という一点だけではないと、
即座に言葉にできない何かがある。功績とはまた違うところで。
柊さんと同じ役目を負うことの誇らしさ。それは――。
閃きを探るわたしの表情を逡巡と捉えたのか、おじさんは頭を下げ、
キョン「――頼む。この通りだ。お前には、お前にまで志半ばで死なれたくないんだよ。
佐々木の分までお前は、幸せになる義務がある」
幸せ。
キョン「ああ、そうだ」
ああ。
そうだった。
ベンチを立ち上がり、見上げる空は五月晴れだった。
秋晴れは男の諦めに似て、粋だと思う。
わたしはこの空に女の執念、そしてどこまでもオプティミズムな朗らかさを感じる。
それがきっとわたしの名前に託された希望だから。
昔、父から聞かされた言葉を思い出す。
サキ「ねえ、おじさん。わたしの名前、なんで『幸』っていうか話したっけ」
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