ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
↓
1-
覧
板
20
63
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/22(月) 20:21:49.11 ID:MYbWWDhUo
悠久の時と広大無辺の静寂、正に天文学的スケールの力学の世界、宇宙。
絶対零度と真空の支配する情緒のかけらもない空間のはずなのに、
この広間の冬の星々を瞬かすような静謐に満たされた空気はどうだろう。
そう、寒くはないのに鼻腔を清々しく通り抜けるのは冬の大気の匂い。
それはものの輪郭を冴え冴えと峻別する数学的に美しい横顔を見せながら、
呼吸を重ねるほどに肺胞の隅々まで浄化し、
精神を重力から解放するような快さで包んでくれる。
そして冬は、春を待つ季節でもあるように、
人智の及ばぬ未踏域への畏怖のなかに不思議と憧れと懐かしさ、静かな温もりを感じる。
きっと、これが長門さんなんだ。
不意に理由もなく直感したとき、柊さんが、
古泉「実は今このカギを使ったんだ、泉さんも、僕も」
と手の平に載せた鈍く光る小さな丸っこいカギを見せた。
古泉「ここは中央ホールで、長門さんの故郷を模したデザインになっている」
散開したドアに囲まれるように中央には、一脚のソファが置かれていた。
そこまでゆっくりと歩く柊さんについていく。
古泉「座る?」
わたしは首を振った。
サキ「いえ。それより、泉さんも柊さんもこの図書館の関係者の方なんですか」
確かに「準備室」と書かれた古く変色したプレートがドアの上にはかかっていた。
そうそう簡単に部外者が入れる場所ではないのだろう。
古泉「いや。こんな奥の方にあっても、
人目につかないように長門さんにちょっと手助けしてもらってるけどね。
このカギも長門さんからもらったものだ。それからこの空間も長門さんが構築した」
空間。
サキ「教えてください。
朝倉涼子さんや長門有希さんがインターフェースとか、どういう意味なんですか。
七重のお兄さんはその人たちの仲間なんですか」
あの黒い空間に迷い込んだあたりから、わたしは、
いや、わたし達は一さんと非常に関わりがあることだけは分かっていた。
なぜ分かるのかは知らないが。
でも朝倉さんがやったような、
周りの景色が一時停止してしまうようなことは本当にサッパリ分からない。
古泉「……何から話せばいいものか。まず答えよう。
朝倉さんや長門さんはこの地球で生まれた人間じゃない」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
153Res/200.98 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1494741419/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice