ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
1- 20
6:名無しNIPPER[saga]
2017/05/14(日) 15:10:11.29 ID:laxrmAmeo
入学式を前に緊張するかしないか。どちらが普通かはわからないけど、
七重は前者に憧れていて、それが果たせなかったらしい。
ムスッと唇を突き出して、幾分ひび割れたアスファルトを見つめながら歩を進めている。

確かに、あのおじさんとおばさんなら何にせよ「普通」の反応はしないだろうし、七重も
気の毒ながら本人は普通のつもりで、ナチュラルに凄い感覚を持ってるところがあるから。

ふと、道端の草地にちらちらと薄青い花を咲かせているオオイヌノフグリが目に入った。
春だな…

七重がふたたび口を開いた。

七重「だいたいお父さんとお母さんが出会った場所なのに。だから……」

そこまで言って、突然我に返ったようにわたしを見た。

七重「ごめん。嫌な夢だったんだよね」

言われて思い出すくらい、夢のことはもう気にならなくなっていた。
思わず笑みをこぼすわたしに今度は七重が怒る。
いつものわたし達そのままだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
153Res/200.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice