ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/05/20(土) 19:49:04.59 ID:0zLMCoDIo
少しの間そのままでいたので、
古泉「泉さん?」
呼びかけに振り返った泉さんはさっきとは打って変わった深い瞳をしていて、
でも違いはそれだけで柔和な表情はそのままだったけど、
こなた「古泉くん。……あの子、わたし達にとっては子どもみたいなもので、
普通に役目に頑張ってるように見せてるけど、
ホントはわたし達より大人な面あるから……わかってあげてね」
柊さんには泉さんの言いたいことが伝わったようで、
古泉「はい。本当に泉さんには……。
森さんと常々話していますが、あなたの存在にどれだけ彼が救われているかと」
こなた「わたしだけじゃなく、古泉くんも、でしょ」
古泉「……」
大人が沈黙して、マジな目で見つめ合っているのは、あまり穏やかな光景とは言えない。
古泉「すみませんが、それは難しいんです」
こなた「……そうだね。……ごめん、この話はこれまで! じゃあね、また」
笑顔で手を振って歩いていった泉さんは、
閲覧テーブルで本を読んでいた人にも声をかけて、
二言三言フランクな感じで会話し、手を振りながら離れて、
今度はカウンターのところで長門さんにちゃきちゃき話しかけていた。
柊さんは、何か言い負かされたような流れの割にそんな泉さんを称賛し羨望するような、
僅かな笑みを束の間見せていたが、
古泉「さあ、行こう」
と泉さんが出てきたドアにわたしをうながした。
当時のわたしは、今の話の内容は、一さんも悩んでることがあるんだろうな、
ぐらいにしか思っていなかった。
それはそれで合っていたのだが、それが七重のお母さんが、
とりわけ世界の時事ニュースを見て、
なぜあんなに憤っているのかということを全然分からずにいたように、
それ以上は考えもしなかった。
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