ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
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4:名無しNIPPER[saga]
2017/05/14(日) 15:06:05.22 ID:laxrmAmeo
しかしわたしの顔色に出ていたのだろうか、ふと七重が、

七重「どうしたの、サキ」

瞬間にテンションをわたしに合わせてくれてる。
別に隠すほどのことでもなく、ありのままを話すと、

七重「うんうん、やっぱそれだよね? ああー、いいなあ!」

と音階を何段かすっとばして昇降するような羨望の声を上げた。

サキ「今の話のどこがいいの?」

七重はいたく思うところがあるらしく、ほとばしるように返してきた。

七重「だって、普通は入学式の前日って、自分も家族も緊張感を漂わせるものでしょ?
   それがまったく無かったんだよ? お父さんもお母さんも、わたしも!
   下手したらわたしが北高生になるってことが忘れられてるんじゃないかってくらい。
   さすがにそれはないけど、ただ淡々とさ……いつも通りの朝だったんだよ?」

半分ほどはそんな自分自身に、怒りと悲嘆をぶちまけるように七重は訴えると、
悔しそうに前に向き直って言葉を切った。


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