ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
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29:名無しNIPPER[saga]
2017/05/16(火) 20:40:30.77 ID:02mMz6wWo

習慣とは怖いものというべきか、半ば自分でも呆れるのだが、
あんな目に遭ったにもかかわらず(ほぼ突っ立っていただけだけど)、
買い物袋の中身を冷蔵庫に入れなければと足を動かしたときから、
心は宙に浮いたままわたしは日常生活のルーティンに戻っていた。

お店のシャッターが下りている。
父の書いた貼り紙に小さな安堵の溜息をつき、勝手口に回って帰宅した。

蛇口を捻って手を洗い、水をコップ一杯飲み干し、さっさと食材を保存する場所へ分ける。
お釜のフタを開けると案の定だった。
鼻を近づけ匂いをかいで、勿体ないが中身をビニール袋に詰めて、生ごみ袋に入れる。
お釜と、ついでに弁当箱を洗う。
ざるにカップでお米をすくって研ぎ、外側だけ拭いておいたお釜に入れて水を量る。
夕飯の時刻に炊飯器をセットすると、かばんを持って2階に上がる。

何だったの、あれ。
柊という人が会いに来る、わたしに。いつ? それまで悶々と過ごせというのか。

誰に相談したものか。着替えながら、七重の顔が思い浮かぶ。
どう切り出したらいいか分からない。後で考えることにして、宿題に取りかかった。


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