317: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/06/10(土) 00:19:20.30 ID:uQrDoXrNO
富竹「…雛見沢症候群が発症する条件として、まず疑心暗鬼になること」
「…ああ」
富竹「それと、女王の死」
鉄平「…女王…だァ?」
富竹「そう。この雛見沢症候群に感染していても影響を一切受けない。それどころか薬を拒絶する程身体が病気に慣れてしまっている」
リナ「…何それ」
富竹「…古手家の人間だ」
「…今古手家の生き残りって言ったら…梨花ちゃまか!?」
富竹「そう。鷹野さんがこの実験で最も重要視しているもの。それが梨花ちゃんだ」
鉄平「…待て。梨花っちゅうと…沙都子の友達か!?」
富竹「…ああ。彼女の死を目撃することによって信仰心の強い雛見沢村の人達は皆連鎖的に発症する。という鷹野さんの考察だ」
鉄平「仮にその考察が正しいとしても、そんなもん…!」
富竹「認められる訳がない。しかし鷹野さんは止まらない」
「…つまりあれか。梨花ちゃまが死んで、村人達が死ねば、ほら病気はあったでしょってか…?」
鉄平「死ぬ理由なんざどうでもええ。結果論っちゅうことか…」
リナ「…それで、混乱の最中に毒ガスを…」
富竹「…そういうことだ。彼女は警察とも繋がりがある上、医学の道ではトップクラスの知識を誇る。その彼女が雛見沢症候群だと言えば、警察もそれに準ずるだろう…」
リナ「…そんな凄い奴だったなんて…」
「…ここに来て雛見沢の鎖国状態が皮肉にも役に立っちまったってことか…」
鉄平「…なんちゅう厄介な奴じゃ…」
「…そりゃあ、俄かには信じ難いが…確かに辻褄は合うな。さっきのを見りゃあ…」
富竹「…お願いだ。このままでは雛見沢村の人達が危ない。何とかして止めて欲しい」
「…てめぇの知り合いのケツ拭けってことかよ…」
富竹「…」
「…あああああ!!!こうなったらヤケだ!!行くぞ!!」ブオオオオオオン
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