314: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/06/10(土) 00:17:17.34 ID:uQrDoXrNO
鉄平「…確かに、前までのワシならその寄生虫にかからずとも人なんぞ誰も信用しとらんかったわ」
富竹「…」
鉄平「…ま、それも大金の前じゃ何てことないモンじゃったがのう…」
リナ「…」
鉄平「…お前に持ち逃げされて、無一文で逃げるように雛見沢におる沙都子っちゅう、一応家族の家に転がり込んだ」
リナ「!…そんな近くに…」
鉄平「……昔は、よう虐めとったわ。ドン臭くてのう…」
「…」
鉄平「…そこは変わっとらんかったが…」
富竹「…」
鉄平「唯一頼りにしとった兄もおらん、親もおらん。家族なんざだーれもおらん状態でのう…」
リナ「…」
鉄平「それでも、必死で生きているあいつの顔が…とんでもなく眩しく見えたんじゃ」
「…」
鉄平「…それに比べワシは、何をしとるんか…そう思ってな」
富竹「…守りたいものが、出来た…」
鉄平「…お前もその内分かるわ」
リナ「…アタシも、ね」
富竹「?」
鉄平「…」
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