311: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/06/10(土) 00:15:16.36 ID:uQrDoXrNO
リナ「?え゛え゛…」
「…な、何だァ?こいつ…」ブオオオオン
鉄平「知るか。またいつもの嘘泣きに…」
富竹「違う」
鉄平「?」
富竹「彼女は、本当に命を諦めかけていたんだ」
鉄平「…まあどうでもええわ。…いやどうでも良くないのう」
富竹「…」
鉄平「…ありゃあ何じゃ?拳銃まで持っとったぞ」
富竹「…あれは…」
リナ「…あいつら、この村の住人全員殺すつもりだって」
鉄平「…!?」
「…な、何だそりゃ。どういうことだ?」
リナ「…あいつら言ってたわ。保管庫にある毒ガスで住人を全員殺して、雛見沢症候群に見せかけるって…」
「…んな突拍子もねぇ話…」
富竹「…本当だよ」
鉄平「…何?」
富竹「あそこにいた拳銃を持っていた女性は鷹野三四。…山狗という小隊の長だ」
鉄平「…あいつがか?」
富竹「最も彼女は軍の訓練を受けていないから、銃は撃てても当てられる程の技術は無い。受け身の取り方も分からない」
「…そんな奴が、どうして…」
富竹「実質、隊の指揮を取っているのは、貴方が殴り倒した小此木という男だ」
鉄平「…」
富竹「あの場は冷静さを失っていた上、不意打ちで何とかなったけど…本来の彼は山狗の中でも選りすぐりの隊員だ。もし彼と面と向かっていたら、きっと二人とも命は無かった」
「…そんなやべぇ奴なのか…顔見られてねぇよな?」
鉄平「こっちはこのアマさえ捕まえられりゃ何でもええんじゃ。戦おうだなんて思っちょらん」
リナ「…アタシ、本当は燃やされる予定だったんだって」
鉄平「…あ?」
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