295: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/06/06(火) 22:16:13.67 ID:tHBc7zmLO
…。
大石「…」カサ
チェイス「…写真…誰だ?」
大石「高野一二三。雛見沢症候群の研究の第一人者です」
チェイス「…鷹野?」
大石「いいえ。…えー…高野山。高野山の高野。高野一二三です」
チェイス「…待て。まさか鷹野三四は…」
大石「ええ。高野一二三は養子を取っています」
チェイス「…それが、鷹野か」
大石「いいえ。その子供の名前は「田無美代子」なっていました」
チェイス「…それは…どういうことだ?」
大石「私も気になりましてねぇ。勿論調べましたよぉ」
チェイス「…」
大石「彼女の親は田無さんが小学生の時に事故でお亡くなりになっていました」
チェイス「…」
大石「その後彼女は施設に引き取られ、そして高野一二三によって助けられました」
チェイス「…助けられた?」
大石「…この施設なんですがね、これがもう、随分酷い所でして。補助金目当ての為だけに建てられたような所なんですよ」
チェイス「…そこで、鷹野は…」
大石「ええ。彼女含めた子供達全員、虐待されていたそうですよ。死人も出ていたらしいですねぇ」
チェイス「…」
大石「…ま、因果応報。この施設の職員は全員児童虐待、殺人の疑いで検挙されていますが、ね」
チェイス「…そうか」
大石「一二三…三四…まあ恐らく、恩人の思いを受け継いだ名前…というところでしょうなぁ」
チェイス「…偽名か?」
大石「…いえ、大学に問い合わせたところ、確かに鷹野三四という生徒がいたそうです」
チェイス「…名前を、変えたのか」
大石「ええ。それ程までに、祖父の想いに応えたかったのでしょうなぁ…」
チェイス「…しかし、奴は方法を間違えている」
大石「ええ。止めなければなりませんねぇ」
チェイス「…」
大石「…ちなみに」
チェイス「?」
大石「…貴方、どう見ても人間なんですが」
チェイス「…」
大石「…」
チェイス「…それは、俺にとって褒め言葉だ」
大石「え?」
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