294: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/06/06(火) 22:14:54.50 ID:tHBc7zmLO
鷹野「小さな女の子には、趣味があったの」
富竹「…」
鷹野「それはね、お子様ランチについてる旗を集める事」
富竹「…」
鷹野「でもね、当時は高くてね…そんな頻繁に集められなかったわ」
富竹「…」
鷹野「…でも、最後。最後の一本を集められると思ったその時」
富竹「…」
鷹野「その子の親は、死んでしまったの。事故でね」
富竹「!」
鷹野「そして女の子は、施設に引き取られました…」
富竹「ちょ、ちょっと待ってくれ!君はッ」
鷹野「でもその施設にはとても怖い人達がいて、その子を含めた子供達は全員いじめられていたの」
富竹「…!」
鷹野「ある日、その子は逃げ出そうと必死に計画を練った…」
富竹「…」
鷹野「…失敗はしたけど、偶然見つけた公衆電話と10円玉で、ある人に助けを求めたの」
富竹「!…まさか、その人が…」
鷹野「死に絶える前に親が言い残した数字の羅列を必死で思い出して、その人に電話をしたわ」
富竹「…」
鷹野「そしたら、繋がったの」
富竹「…」
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