40: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/05/09(火) 13:16:04.20 ID:B042YGid0
ξ゚听)ξ「先ずはこの拠点の指揮官のところに行きましょう。武器も何もないわけだし」
('A`)「そうだな………あー、そこのあんた!あんたらの指揮官のところまで連れてってくれないか?」
「……は?」
たまたま傍に居た年若い歩哨に声をかけたところ、胡乱げな表情で生返事を返される。思わぬ反応に一瞬面食らうが、自分とツンの服装を思い出して合点がいった。
俺は灰色のトレンチコートに黒のスラックス、コートの中も白のポロシャツという服装。ツンが身につけているのは藍色を基調にしたジャケットにチェック柄のタイトスカート、ゆったりしたブラウス。
逆立ちしたって見た目で軍人と判別することはできない。しかもフランス広場での一件とその後の逃避行によって頭から足の先までずぶ濡れだからなおさらだ。
('A`)「いいとこベルリン旅行中に戦闘に巻き込まれたアベックってところか」
ξ;*゚听)ξ「あ、アベック!?私と、あんたが!?」
後ろで慌てふためくツンをひとまず無視し、身分証を鼻先に突きつける。歩哨は一瞬眼を見開いた後直立不動になり、すぐにどこかへと駆けていった。
ξ;*゚听)ξ「だだだだだ!誰が!!あんたなんかと!!!アベックに!!!!」
('A`;)「…………冗談だから落ち着けよ」
いくらなんでも嫌がりすぎじゃないかと、流石に少しヘコんだ。
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