341: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/10(土) 23:33:20.01 ID:Ha2dbAED0
素人目にも違法な改造がたっぷり施されていると解る、派手な塗装に規格外の図体を持った世紀末仕様のバイク。
その上からひらりと舞い降りて傍に立ったソイツの────リ級eliteの紅い二つの瞳が俺を真正面から見据えた。
(;'A`)
『────』
視線が交わったのは、刹那。瞬き一度分の間にすらならない。
当然言葉など発せられていないし、発していたとしてそれが意思疎通を可能とする「音」にするには時間が足りない。そもそも、奴らが人語を俺達に解る形で実際に喋ることが出来るのかも甚だ疑問だ。
だが、俺はその時、奴の感情を確かに「聞いた」。
奴の言葉を確かに「感じた」。
サァ、私ト遊ボウ。
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