271: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/05/30(火) 00:29:04.71 ID:oJKoS9010
(;'A`)「三時方向、各位対空警戒!!前衛各部隊、残ったエノクは全て艦載機の迎撃に回すんだ!!
Prinz Eugen、敵航空隊の侵入軌道知らせ!!」
《Prinz Eugenより前線指揮車、敵編隊低空軌道でベルリン市に突入!其方への到達まで180秒!!》
深海棲艦側の到着が、距離と時速から計算して10分程度。同時攻撃にならないのは不幸中の幸いだが、本当に気休め程度の「幸い」だ。
('A`;)「屋上の奴らは下手に攻撃をかけず身を隠せ!それと、エノク機銃座に二人つけ!路上の部隊は車両の残骸、深海棲艦の死骸、瓦礫に側溝、どこでもいいから隠れろ!!」
俺自身も、アサルトライフルを小脇に抱えホ級の死体の傍に滑り込む。
(*゚∀゚)「よっと!」
('A`)「ブッフハ」
ツー、ティーマス、ベーデカー軍曹と他何人かのドイツ兵も俺の傍に身を隠す。ツーはスライディングの際に泥と雨水を盛大に俺の顔面にぶちまけてきた。
何か怨みでもあるのかてめぇは。
(*゚∀゚)「あひゃっ、悪いな少尉!」
('A`)「絶対悪いって思ってないよねその感じ。
………各班、来るぞ!!」
“ジェリコのラッパ”とはまた違った恐怖を掻き立てる、低く規則的なレシプロエンジンの回転音。凶暴な獣が群れ迫ってくるような威圧感に、小銃を構えつつ俺は僅かに息を呑む。
《───敵機射程内に捕捉!!》
《撃ち方、始め!!》
やがて、戦闘が始まった。
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