257: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/05/25(木) 11:50:41.38 ID:Rz3NgEnD0
『ギィヤァアアアアアッ!!!』
(#//‰ ゚)「Go go go go!!」
(#*゚∀゚)「イ級は眼をねらいな!視界を奪えば動きを制限できる!!」
機銃3挺と、15挺のアサルトライフルによる一斉射。今度はエノク各車の運転手も降りて、文字通り此方の全火力をつぎ込んでいる。
『ウォオオオオオオオッ!!!!』
「Target have No damage!!」
……まぁ、たとえ陸戦兵器でもある程度容易くなぎ倒せる耐久力とはいえ、流石に自動小銃と軽機関銃で軍艦の装甲にダメージを与えられるはずはない。
艦娘達にとってのクリボーは、今の俺たちからすれば立派なクッパ大王だ。
『オォアッ!!』
《Ups!?》
('A`;)「退避!!」
ホ級が艤装の一部を此方に向け、機銃掃射。他の二台に叫びつつ銃座から飛び出す。
主兵装である「5inch単装砲」による砲撃ではなかったことは幸いだが、7.62mm弾を食い止めるのがやっとのエノクの装甲で対空機銃の射撃は耐えられるはずもない。
車体が火花を散らしながら穴だらけになり、内一台がエンジン部分の辺りから小さな炎を吹き出した。
(;'A`)「───逃げろ!!」
(*;゚∀゚)「わわっ………あうっ!?」
弾かれたように立ち上がり、そこらの瓦礫や車の影へと転げ込む俺たち。背後で2号車が爆散し、一瞬反応が遅れたツーが爆風によって吹っ飛んでくる。
………俺の背中に向かって。
(*;x∀x)「あでっ!?」
(゚A゚)「ウボアッ!?」
衝撃が背中に走り、ツーのヘディングで俺は進路先の横転したトラックの影に無理やり押し込まれる。人体を幸運にもクッションとすることが出来たツーは、幸いにも大きな怪我を負わずに悶絶する俺の横に着地した。
(;*゚∀゚)「うっひぃ、死んだと思った………あんがとな少尉!」
::( A ;)::「ゴホッ…カヘッ……」
_,
(*゚∀゚)「……おいおい、ドイツ陸軍屈指の美女に礼言われたんだからもうちょい嬉しくしろよ」
お前ちょっと黙ってろ。
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