159: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/05/16(火) 00:36:32.69 ID:9hQehj8k0
「……っ!? なっ!?」
_
(;゚∀゚)「冗談だろ……!?“下から”だと!?」
『アアアアアアアッ!!!』
『オォオオオォォッ!!!』
映画【トレマーズ】の看板モンスター、グラボイズを思わせる演出で姿を現したのは、駆逐イ級、そしてハ級の二隻。
全く予想していなかった、「下から」の攻撃に私達全員の対処が遅れる。
『ゴォアッ!!』
「わっ!?」
(;<●><●>)「通常種なら十分対応は可能です!!パンツァーファウスト!!」
ξ;゚听)ξ「砲塔旋回、目標正面イ級!!」
《り、了解!! Feuer?!!》
イ級の方が地面から這い出し、その足でレーベを踏みつぶしにかかる。私とティーマスが迎撃に移ったけれど、目標を急激に変えたため射線が定まらず攻撃は全て見当違いの方向に飛翔する。
そしてレーベも回避運動をとってしまったことで、包囲網の一角に巨大な隙が生まれてしまった。
『───ッ!!!』
「きゃあっ!?」
(;゚д゚?)「Hinlegen!」
全方位射撃の圧力による拘束から解放されたル級は、プリンツとミルナ中尉達に向けて機銃を掃射。彼女たちが怯んだ瞬間、よろめく身体を無理やり踏ん張って包囲網から離脱を計る。
「に、逃がさなi『ウォオオオオオオオッ!!!』あぁもう!!」
ξ;゚听)ξ「砲手、ル級を狙える!?」
《無理です!あいつイ級達に射線を塞がせて……!》
ξ;゚听)ξ「Merde!!」
反撃に使われたのが機銃で、しかも足取りはまさに重傷者のそれだ。
おそらく奴の艤装はほとんど機能を停止していて、耐久面でも最早“大破”に突入している可能性が高い。下手をすれば、駆逐艦のレーベレヒトはおろかレオパルト1でトドメをさせる可能性すら0じゃない。
だけど、艦娘二人はイ級達に進路を封じられ、私達の射線も通らない。迅速な排除を行おうにも、流石に地下からの強襲に対してミルナ中尉達の混乱が収拾しきっていない。
ξ;゚听)ξ(っ、せめて、せめてル級の方の動きだけでも封じないと!このままじゃ、あいつに逃げられ────)
「────攻撃隊、出撃! Vorw?rts!」
496Res/494.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20