157: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/05/16(火) 00:18:54.50 ID:9hQehj8k0
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(#゚∀゚)「Los, Los !!」
(#゚д゚ )「Allemann Feuerschutz !!」
レーベレヒトともう一人──私の記憶が正しければPrinz Eugen──に続いて小銃や対戦車砲を構えた。ドイツ兵の一団が区画に雪崩れ込んできた。さっきのレーベの言葉通りなら、彼らはさっきまで包囲下にあった増援部隊の一部だろう。
何人かは見覚えがある。異常に眼力の強い指揮官の人に、眉毛が突然変異した(頭が)軽そうな男性、それと実際に言葉を交わしたティーマス=ワーカー軍曹。
ポルトガルの地で、ドクの同僚や上官だった人たちだ。
( <●><●>)「私たちの武器はヒト型に対してまるで役に立たないことは解っています。
弾幕を防壁の艤装部分と顔面部分に集中、奴の動き、視界を制限せよ」
(#><)「グレネードは足下に!!震動と爆光は少なからず奴の牽制に繋がるはずなんです!!」
「「「Jawohl !!」」」
艦娘の影に隠れがちだけど、ドイツ陸軍の前線部隊は私達フランス軍と並んで深海棲艦との交戦経験が最も豊富だ。そのため彼らは、戦車や艦娘と連携して深海棲艦と戦うことに慣れている。
『ア゛ア゛、ゥア゛!?』
所詮は歩兵の携行火器、ほとんどはル級からすればレオパルト1よりも更に無力な存在だ。
だけど、迅速な部隊展開とその後に敷かれる猛烈な妨害射撃はル級一隻を縫い止めるには十分すぎる。
(#゚д゚ )「レーベ、プリンツ!!」
「了解、任せて中尉!!」
「確実に仕留めます!!
Feuer !!」
ξ#゚听)ξ「私達も撃って!!たとえ微かでもダメージに成るのなら撃たない理由はないわ!!」
《Ja!! Feuer!!》
『ウア゛ア゛、ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!?』
そこに更に、レーベレヒト、プリンツ、そして私達の砲撃が加わる。とはいえ、幾ら艦娘といっても駆逐艦と重巡洋艦。魚雷という必殺兵器が使える水上ならともかく、陸戦となれば流石にル級を轟沈させることはできない。
だけど、包囲され、身動きが取れず、反撃もままならず、ただ攻撃を受け続けるだけという現状では。
『ウ、ア゛、ア゛……ッ!!』
一気に死ねないというのは寧ろ、拷問と変わらない。
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