151: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/05/15(月) 02:46:08.01 ID:LXRvfH1A0
レオパルト1のエンジンが唸り、車体が雨を切り裂いてル級へと突っ込んでいく。
『─────!!!?』
それまである程度の距離をとって回避運動を繰り返しながら攻撃していた私たちの、予想外の動きにル級の眼が見開かれた。
慌てて艤装を構えるけど、その動作は酷く緩慢で私たちからすればスローモーションと変わらない。
ξ#゚听)ξ「Feuer!!」
『!! ………ッ!?』
外す方が難しい肉薄射撃。砲弾は今まで通りル級の全身を覆う“不可視の戦艦”に激突して拉げたが。その後奴からの応射はない。
、、、 、、、、
距離が、近すぎる。
『〜〜〜!!』
私たちと奴との距離は、今や3メートルもない。幾ら戦艦並みの耐久力があっても、“戦艦の砲撃並みの爆発”が至近距離で起きればただではすまなくなる。
こいつの圧倒的な火力は、この場にあっては寧ろ足枷だ。
ξ゚听)ξ「どうも、ごめんあそばせ」
『…………!』
勿論、ここまで近づいたところで私たちにできることもない。私たちでも接射は流石にダメージを避け得ないし、向こうの自爆と違ってダメージの比率が明らかに割に合わない。体当たりにしても、あの障壁強度を考えれば此方が壊れる確率の方が高い。
だけど、挨拶とプレゼントぐらいはくれてやれる。
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