37:名無しNIPPER[sage]
2017/06/06(火) 00:23:18.09 ID:umwscHey0
P「……」
文香(……Pさん、眠れたのかしら。心音を聴くだけなら、直接胸元に耳を当てる必要なんてなかったわね。どうして気付かなかったのだろう……)
文香(それに……どうして私、気を落としてるの? これでPさんの不眠症が改善されるなら……それは良いことのはず)
文香(…………そうだ、私……Pさんに伝えたくてここに居るんだ。これじゃ……私、Pさんを拒絶したことになったまま……)
文香(……恥ずかしさは誤魔化しようがないけれど、決して嫌だった訳じゃない……それを伝えに、ここに来たのに)
文香(…………)
P「……」
文香「……起きてますか?」
P「……」
文香「……あの」
P「……」
文香(……。伝えたいこと、あったのに。また……見てるだけ。本当は……もっと、沢山、あるのに……いつも)
P「………………、だめだー」
文香「っ!?」
P「心音だけじゃ足りないのかなあ、人肌がないと駄目なのか? 文香の時を考えれば人肌だけでも駄目だし……うーん」
文香(……い、言わないと……言葉にしなきゃ……!)
文香「あ、あの、あにょ……!」
P「……にょ?」
文香「……! ……すぅ、……ふぅ…………その、プロデューサーさん……そのまま、イヤホンをしたままでいいので……動かないでもらえますか?」
P「お、おう……」
文香「……それと、もし眠くなるようでしたら……少しの間だけでいいので、我慢して聞いていてください……失礼します」
P「それはいいけど、どうしt……っ!?!?」 ムギュッ
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