14:名無しNIPPER[sage]
2017/04/28(金) 22:02:31.89 ID:I5Cd+W0d0
P「と、とりあえず今日はお前らもう帰れって。送るから」
ありす「……そうですね。日も傾いてしまいましたし、お願いします」
飛鳥「しかしいいのかい? せっかく検証が済んだというのに、これでは意味がないじゃないか」
P「しょうがないだろ、お前らを俺の部屋まで連れ込んで寝るまで付き添って貰うなんて頼めるはずがないんだから」
ありす(Pさんの部屋まで連れ込んで……)
飛鳥(寝るまで付き添う……?)
P「ほらいくぞー、鍵閉めるから出ろ出ろ。っとありすは忘れ物は取ったかー?」
P(心音の音声ファイルさえ手に入れば何とかなるよな? さてどこで手に入れるか、最悪自作かなあ)
ありす「…………」
飛鳥「ありす。なぁ、ありす?」
ありす「……何ですか?」
飛鳥「おっと、そう身構えないでくれ。キミと今この場で敵対することに何のメリットがあるっていうんだ」
ありす「……手短にお願いします。Pさんの車が来ちゃいますよ」
飛鳥「では単刀直入に。ボクはPの部屋に行ってみたい、単純に興味がある。潜り込む口実も手の届きそうなところにある、が、このままでは少し足りない」
ありす「私に協力してほしいってことですか?」
飛鳥「そういうことさ。だがボク達だけではまだ全てのピースは揃わない。それはありすも気付いているはずだ」
ありす「そう、ですね……。当然といえば当然ですが、子供の私達だけでは……」
飛鳥「だから少なくとももう一人、協力者が必要になる。ある程度オトナで、ボク達に理解があり、Pの悩みにも力になろうとしてくれそうな人材が望ましい」
ありす「そんな人、いるんでしょうか?」
飛鳥「考える時間はいくらでもあるさ。候補はだいぶ限られていると思うけどね――おっと、Pが来たようだ。今日のところはここまでにしよう」
翌日
飛鳥「やぁ、昨日の件だが候補は思いついたかい?」
ありす「えぇ、まあ。飛鳥さんは?」
飛鳥「もちろん準備は出来ているよ。満場一致なら、早速訪ねようと思うんだが」
ありす「それがいいですね。Pさんの眠れない日々も続いているのでしょうし……。私から候補を挙げましょうか?」
飛鳥「いや、同時に声にしよう。ボクの勘に過ぎないが、意見はきっと一致しているはずだ」
ありす「では……せーの、で言いましょうか。……せーのっ」
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