島村卯月「マーキング」
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60:名無しNIPPER[saga]
2017/05/11(木) 18:57:08.58 ID:ztO+xuwz0
私としては……早くここから出て、帰ってしまいたかった。


けど、そんな簡単な事なのに、できないでいる。


それをする事を、心が拒絶しているのでした。


私の心は……今からでも事務室にへと入り、二人の会話を邪魔しよう……と、そう考えているのです。


「だ、駄目……駄目、ですから……」


私は首を左右に振って、その考えを振り払いました。


今日は、この場は美穂ちゃんに譲ると決めたのですから。


別に、プロデューサーさんと話す事ぐらい、いつだってできる事なんです。


だからこそ、私は身を引こうと……その歩みを進めていく。





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