島村卯月「マーキング」
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59:名無しNIPPER[saga]
2017/05/11(木) 18:55:44.15 ID:ztO+xuwz0
「私は大した用事でも無いですし……また今度でも大丈夫ですから」
『今日一日、一緒にいたはずの美穂ちゃんが……何で、私の邪魔をするんですか?』


私はそう呟くと、ここから離れる事を強く意識して、来た道を引き返していく。


ふらふらとして足取りが重く、中々前にへと勧めない。


けど、それでも……私は外にへと向かって歩いていきました。


「美穂ちゃんだって……まだデビューしたばかりで……不安も多いですから、仕方ないですね」
『仕方がない? そんな事ぐらいで、私が我慢する理由にはなりませんよ』


「私はこれまで、プロデューサーさんを独り占めしてきたんですから……ここは、譲らないと」
『独り占めして、何が悪いんですか?』


「もう、あの人は……私だけの、プロデューサーさんじゃ無いですし」
『違うっ! あの人は……プロデューサーさんは、私だけの、プロデューサーなんですっ!』


足を踏み出す度に、頭痛がズキズキと響き渡る。


あまりの痛さに、私は頭を抱え込みました。





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