島村卯月「マーキング」
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61:名無しNIPPER[saga]
2017/05/11(木) 18:57:42.02 ID:ztO+xuwz0
そうして、私は長い時間を掛けて、事務所の外にへと出ました。


外に出ると、私は一息吐いてから、振り返って上を見上げます。


私の視線の先……ちょうどそこは、事務室のある場所でした。


まだ煌々と明かりが灯っていて、それが中にまだ、人が残っている事を知らせている。


まだ、あの二人は……楽しく、会話をしているでしょうか。


数十秒程、私はそこを見続けた後、名残を惜しむ様に視線を外しました。


それからは振り返る事無く、自分の家にへと向けて、真っ直ぐに帰っていきました。


明日こそ、プロデューサーさんと会話できる事を信じながら……。





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