49:名無しNIPPER[saga]
2017/05/10(水) 05:03:38.73 ID:QDZTZ2910
そして私は目的の階まで辿り着き、あと数メートルで事務室という所まで来ました。
「プロデューサーさん……戻ってきてると、いいな」
そんな期待を口ずさみ、私は事務室にへとゆっくりと近づいていく。
出入り口のドアの目の前に立って、ドアノブに手を掛け、中に入ろうとしたその時でした。
「……あれ?」
私は中から……聞き慣れた声がする事に気が付きました。
ドアノブに掛けていた手を離し、私は扉に左耳を当てて、耳を澄まして中の会話を聞き取ります。
「……やっぱり、美穂ちゃんの声だ。それに、プロデューサーさんも……」
私の耳に入ってきたのは、美穂ちゃんとプロデューサーさんの声。
話している内容は、今日の収録の話だとか、美穂ちゃんの身の回りの近況報告的な話でした。
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