島村卯月「マーキング」
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50:名無しNIPPER[saga]
2017/05/10(水) 05:04:12.13 ID:QDZTZ2910
プロデューサーさんはいつもと変わらないトーンで話している様ですけど、美穂ちゃんは違いました。


声を弾ませて、如何にも楽しそうな感じだといえました。


その声を聞けば……今の美穂ちゃんがどんな表情をしているかも、容易に察せられます。


きっと、嬉しそうに微笑んで……幸せそうな顔をしているのでしょう。


そして、それを思うと……何故だか、私は事務室に入るのが躊躇われました。


二人の楽しい会話を遮るかの様に私が乱入し、邪魔してしまうのは悪い気がしたからでした。


「……今日は、ちょっと……タイミングが、悪かったかな」


少しだけ苦笑して、私はそう言いました。


私もプロデューサーさんと話がしたかったけど……今の雰囲気を壊すのは、良くないですよね。


「うん、そうだね……だから……」





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