島村卯月「マーキング」
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32:名無しNIPPER[saga]
2017/05/04(木) 09:57:09.55 ID:A0Rex0p+0
「実はだな……今後の事で、話しておきたい事があるんだ」


今後の事……そう言われれば、話す内容については私のアイドル活動の事以外に考えられません。


「これからレッスンだろうけど……少しだけ、時間を貰えないか?」


「はい、大丈夫ですよ」


自分の事に関わる事なので、私は断る事無く、笑顔で快くそう応じました。


そもそも……プロデューサーさんの頼みを断る理由なんて、私にはありません。


私をここまで導いてくれた恩人に対して、そんな不義理な事なんてできませんから。


「そうか。それなら、応接室に来て貰えるか? ここで立ち話なのもあれだし、そこで話をしよう」


私が応じると、プロデューサーさんはそう言ってから、応接室に向かって移動し始めました。


なので、私もその後を追う様に、後ろに着いて歩いていきます。





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